あの有名なベン・ジョンソンによるドーピング事件以降も、オリンピックはドーピング問題と闘い続けています。WADA(世界アンチドーピング機関)と協力しながら、厳しい検査を続けているのです。しかし、科学の発展は、そんな彼らに新たな問題を叩きつけようとしています。
遺伝子ドーピング
それが遺伝子ドーピングと呼ばれるものです。通常のドーピングとは違い、遺伝子配列そのものを改変するこの技術は、もし実施されたのなら、現在の技術では発見できないといわれています。その対策は、オリンピックの喫緊の課題なのです。