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ボルトが変えた常識

長きに亘り陸上短距離界では、身長の高い選手、190㎝を超えるような選手は速く走れない、と言われ続けてきました。その常識を打ち破った選手が、2017年に引退したあのウサイン・ボルトです。9秒58というとんでもない世界記録を打ち立てたボルトは、身長196㎝というかつて見たことのない長身の短距離選手でした。

何故ボルトは長身でも速いのか?

では何故ボルトは長身でも速く走ることができたのでしょうか?身長が高いと足や手が長くなり、素早く回転させることが困難になります。100m走では、1秒間に4回以上足を回転させる必要があるといわれているのです。しかし、ボルト選手は肩を上下させる独特のフォームを手に入れることで、上体と下肢のバランスを取り、利点であるストライドの長さを活かせるようになったのです。